太平洋に日高川、白馬山脈と、海、川、山の自然に恵まれた御坊市。その一方で史跡や文化財が点在する歴史深い町としても知られます。さらに、「御坊市 観光」で検索すると「美人の里」「鬼太郎」「ラーメン激戦区」と気になるワードも。多様な顔を持つ御坊の魅力を一気に紹介します!
目次
歴史ロマンを日常で感じる町
寺内町(じないまち)
市内中心部にある寺内町は、江戸時代から近代にかけて造られた建物が立ち並ぶ、御坊市を代表する観光スポットの一つです。
寺内町は市名の由来である本願寺日高別院を中心に形成されたといわれます。江戸時代になると熊野三山参詣道の要地として、日高川河口を利用した廻船業が栄え、明治・大正以降も紡績・製材業などによる商・工業地として発展しました。
各時代の移り変わりが今も色濃く残るこのエリアでは、町家や問屋、商屋、造り酒屋などが見られ、中には国登録有形文化財に指定された建造物もあります。
寺内町へは“日本一短いローカル私鉄”、紀州鉄道で。西御坊駅で下車すると町を散策しやすいですよ。
熊野古道
市内には熊野古道の紀伊路が通り、1つの王子神社と6つの王子跡が残ります。塩屋王子神社は祈願すると美人の子を授かるといわれ、「美人王子」との別称も。そのため、御坊市は「美人の里」と呼ばれています。
名称 | 塩屋王子神社(美人王子) |
---|---|
所在地 | 和歌山県御坊市塩屋町北塩屋1146 |
電話番号 | 0738-23-5531(御坊市観光協会) |
web | https://wakayama-hidaka-history.jp/introduce/%E5%A1%A9%E5%B1%8B%E7%8E%8B%E5%AD%90%E7%A5%9E%E7%A4%BE/ |
宮子姫
美人といえば、御坊出身の絶世の美女、宮子姫。第42代文武天皇のお妃で、第45代聖武天皇のご生母となった人物です。海士の娘から天皇のお妃になったことから「日本のシンデレラ」との呼び名も。
ちなみに、「美人の里」は 宮子姫にあやかるようにつけられたともいわれています。
現在は御坊市公認PRキャラクター「みーやちゃん」として活躍しています!
ナニコレ珍百景!?なご当地もの
鬼太郎がお出迎え
Sio(しお)トープ
日高港近くの緑地公園で、親水池では海辺の生物を観察できます。敷地内には水木しげるさんでおなじみの鬼太郎や妖怪たちの像が設置されていますが、その理由は謎…。
名称 | Sioトープ |
---|---|
所在地 | 和歌山県御坊市塩屋町南塩屋450-26 |
電話番号 | 0738-23-5531(御坊市観光協会) |
web | http://www.city.gobo.wakayama.jp/sosiki/sangyokensetu/syoko/tanto/kouen/itiran/1382944502616.html |
「せちやき」ってなんなん?
見た目はお好み焼きっぽいですが、焼きそばを溶き卵で固めて焼いた御坊のソウルフード。
御坊のことば「せちがう」は「めちゃくちゃにする」という意味で、せち焼きの語源になったそう。
詳しくはこちら↓
実はラーメン激戦区の地
JR御坊駅周辺には魅力的なラーメン店がそろいます。その中にはあの「ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022」に選ばれた「らぁめん たんぼ」や「Birdman(バードマン)」もあります。御坊、すごっ!
「らぁめん たんぼ」「Birdman」を含めた厳選店5軒をまとめた記事はこちら↓
麵屋 よつば
2019年にオープン。鶏ガラベースのスープはあっさりと上品なうま味で、万人に愛される味。
貝柱と干しエビの風味が効いた「特選塩ラーメン」(850円)は絶品!
名称 | 麵屋 よつば |
---|---|
所在地 | 和歌山県御坊市島584-81 |
電話番号 | 0738-20-4115 |
営業時間 | 11:00~14:00、17:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
web | https://www.instagram.com/yotsuba___0626/ |
前半固め、後半はゆるくまとめた御坊観光情報、いかがでしたでしょうか。
知れば知るほど侮れんな、御坊。
※掲載各店の判断により、営業形態や営業時間、メニュー等が変更されている場合があります。
和歌山市在住のローカルライター。東京の出版社やニュージーランドの編集プロダクションで勤務後、和歌山に移住。地元メディア会社のエディターを経て、出産を機にフリーに。地域ネタから観光情報まで、在住者ならではの視点で和歌山の魅力を紹介しています。