![熊野詣](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2024/07/sMKP00784_1_1280.jpg)
「鯨とともに生きる」が日本遺産に登録された和歌山県東牟婁郡太地町は、捕鯨文化を紹介する「くじら博物館」を町立で運営。クジラやイルカと泳げるので水族館と思われがちだけど…博物館。「くじら料理」も有名で、はずせない和歌山の観光スポットです。
目次
日本遺産認定から5年
クジラの町として、さらに魅力高まる
和歌山県南東部に位置し、太平洋に面した太地町は、2016年に県内で初めて日本遺産に認定されたストーリー「鯨とともに生きる」の核となる町。捕鯨文化を今に伝える場所や伝統芸能が残されているだけでなく、クジラを身近に感じる施設が多くあります。
町立「くじらの博物館」がその一つ。捕鯨文化やクジラの生態を学べる資料展示に加え、現在は9種約40頭のクジラを飼育、そのクジラと触れ合える体験が人気です。また、例年夏にクジラが遊泳する「くじら浜海水浴場」が登場。昨年は新型コロナウイルスの影響で開設が断念されましたが、今年は2年ぶりに海開きしています。さらに、町が進める「くじらの海計画」により、昨年7月、森浦湾に海上遊歩道が完成。クジラやイルカが泳ぐ湾で、海上散歩やカヤックが楽しめる名所が誕生しました。クジラとの感動的な出合いができるスポットを紹介します。
こんなにクジラが近い!
和歌山太地町の「くじら博物館」はクジラを身近に感じられる人気スポット。くじらの海シーカヤックでの海上散歩、海洋水族館(マリナリュム)はSNSでも話題に。
くじら浜海水浴場
「くじらの博物館」近く、畠尻湾に期間限定で開設される海水浴場。湾内にはいけすがあり、午前11時と午後1時の1日2回、小型クジラのハナゴンドウが海水浴場内に放たれ、一緒に海水浴を楽しめます。
※現在、更衣室は利用できません
※今年は8月17日(火)まで開設中
「くじらの博物館」海洋水族館(マリナリュム)
![海中トンネル](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/6663cf735dbb9bc0952c59aecb43c8c7-209x300.jpg)
写真映えするスポットとして見逃せない!まるで海の中にいるかのような錯覚に。イルカやクジラが泳ぐ大水槽の中を180度見渡せます。最近はインスタグラマーに話題になっていて、幻想的な写真がSNSなどに投稿されています。
![餌あげ体験](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/c07ffb59c4248ec06992a8b1f00b4084-300x240.jpg)
ぐ~っとクジラやイルカが近づいてきて大きく口を開けるよ
博物館から外へ出ると、クジラやイルカと触れ合えるゾーンがあり、イルカに加えてクジラのショーや(無料)、餌あげ体験(300円)などができます。
名称 | 太地町立くじらの博物館「海洋水族館」(マリナリュム) |
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所在地 | 和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2 |
電話番号 | 0735-59-2400 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
web | http://www.kujirakan.jp/ |
森浦湾でクジラと海上散歩
くじらの海シーカヤック
![くじらの海シーカヤック](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/a7dbe57731fcb6d88c4af5bcb23860f71-300x212.jpg)
カヤックの目線でクジラを眺められるよ!カヤックとSUPが体験できるスポットに、昨年からクジラとイルカがお目見え、新名所に。カヤックレギュラーコースは大人4400円、3歳~小学生2200円。SUPコースは中学生以上2200円など。前日までに要予約。
![くじらの海サップ](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/f252323961436f9cc68eae47de37e4af-300x202.jpg)
名称 | 太地フィールドカヤック |
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所在地 | 和歌山県東牟婁郡太地町森浦685-27 |
電話番号 | 0735-59-2200 |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | (年始及び悪天候時は休業) |
web | http://www.taijifk.com/ |
海上遊歩道
![海上遊歩道](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/9b7b385400faf5ca0decc1969c3002d1-300x215.jpg)
森浦湾を横切るように、海に浮かぶ158mの遊歩道が登場しました。すぐ近くにイルカのいけすがあり、時折ジャンプ! 海上からかわいい様子を眺めることができます。
※風・波が高い時は入場できない場合があります
![海上遊歩道イルカジャンプ](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/e7006f8ba7175e831935643bc5298d09-300x200.jpg)
ポストにまでクジラ!? どこにあるか見つけてね
![「くじらの博物館」前](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/1432967bcfbbd20ae3235884f17fe79f1-189x300.jpg)
![今年5月に新駅舎となった「太地駅」前](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/21e4f537dda51430d02645ce4eff0eb7-165x300.jpg)
![「道の駅たいじ」前](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/c97db4d9b07f1481b88bddc3d6cff365-188x300.jpg)
くじらの町を訪れたら味わいたい美食ランチ「くじらキッチン」
日本遺産「鯨とともに生きる」には、太地町の他、近隣の熊野灘エリア、新宮市・那智勝浦町・串本町も登録されています。4市町には鯨食文化が継承されていて、この文化にもっと気軽に触れられるようにと、人気料理研究家・コウケンテツさん監修のもと、それぞれの街の飲食店がクジラを使った新しいランチメニュー「くじらキッチン」を開発。鯨料理のイメージがグッと変わる、おしゃれで美味な新メニューを楽しんで!
【太地町】「道の駅たいじ」の“鯨カツ丼”(みそ汁、漬物付き800円)
![鯨カツ丼](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/cece9982b5b4df65e87bf891b1f716eb-300x200.jpg)
筋を取り、キウイの果汁に漬けるなど、丁寧に下ごしらえされた鯨のカツが“やわらかくて、おいしい”! ふんわり卵でとじられて、ボリュームも満点なのにリーズナブル。地元の人たちにも愛されている「道の駅」の看板メニューです。
![道の駅たいじ](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/77e925505b5526b32756cc6ba7366354-300x200.jpg)
国道42号から町への玄関口となる“道の駅”。直売所ではクジラ肉や干物、刺し身に加え、農作物を販売。24時間利用可能なトイレ棟は冷暖房完備。床は大理石、オストメイト(人工肛門)対応トイレやキッズトイレなど充実しています。
名称 |
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【太地町】いさなの宿「白鯨」の“特製鯨パスタランチset”(1300円)
![白鯨の特製鯨パスタ](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/ae4dcdc89d2e986a285b48becfa22258-300x214.jpg)
同じ捕鯨文化がある北欧をイーメージした料理。鯨肉のミートボールがパスタに包まれ、りんごベリージャムがアクセントに! ジャガイモのピュレが敷かれ、見た目も華やか。日替わりスープとサラダ、パンがセットになっています。※前日までに要予約
【太地町】いさなの宿「白鯨」の“海のジビエ パスタランチプレート”(コース2530円)
![海のジビエパスタランチプレート](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/56cb7ab3a04a0f0abd77515ec67cf0cd-300x200.jpg)
さえずり(鯨の舌)と赤肉のラザニア(写真)のほか、鯨肉のユッケや鯨皮の脂から作るクラムチャウダー、鯨・イルカ2種の生ハムカナッペ、畝須(鯨ベーコン)のサラダなど、すべての料理で海のジビエを堪能できるランチコースです。※前日までに要予約
名称 | いさなの宿 白鯨 |
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所在地 | 和歌山県東牟婁郡太地町太地2973-4 |
電話番号 | 0735-59-2323 |
web | http://www.hakugei-taiji.com/ |
【串本町】串本旬彩「おおはし」の“くじらのタタキ旬彩風”(ランチセット1650円)
![くじらのタタキ旬彩風](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/667245777991f647ffa3c01e8fab5946-300x213.jpg)
鯨肉をガーリックオイルで表面をこんがり焼き、タタキ風にすることで柔らかさと香ばしさを実現。県産品の実山椒の甘辛煮をアクセントにしたサラダ感覚の一品です。小鉢とみそ汁、香りの物、ご飯がセットになっています。
名称 | 串本旬彩 おおはし |
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所在地 | 和歌山県東牟婁郡串本町串本2304 |
電話番号 | 0735-67-7466 |
営業時間 | 11:00~14:00 (OS13:30) 17:30~21:00 (OS20:30) |
定休日 | 火・水曜 |
web | https://www.instagram.com/syunsai_ohashi/ |
【新宮市】Café&創作バル「縁 Enishi」の“いさなしぐれ御膳”(1550円)
![いさなしぐれ御膳](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/902e8e1cfe485e72051408ce8f668e40-300x207.jpg)
細かく刻んだ手作りの鯨ジャーキーを、醤油や地酒、山椒などの和歌山ならではの素材で調味した鯨肉のソフトふりかけ「いさなしぐれ」。ご飯のお供にぴったり。ランチメニューには、いさなしぐれの春巻きもご一緒に。ご飯がどんどん進みます。本日の付け合せ3種、香りの物、ご飯がセット。※前日までに要予約
名称 |
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![タペストリー再出稿](https://rokaru.jp/wp2022/wp-content/uploads/2021/07/af5eae51f4d4385b72e3c1ab613ff84e1-229x300.jpg)
「くじらキッチン」のくじら料理を提供する店舗には共通ロゴマークのタペストリーが掲示されています。お店選びの参考に!
和歌山で生まれ和歌山で育ち、数年九州で生活するも、和歌山が好きすぎて夫を連れて戻ってきた。5人の子供たちと毎日賑やかに過ごす兼業主婦。ツイッター民、オンラインゲーム、海外ドラマ、心霊動画好きの根暗、大雑把な性格。ずっと何か食べてる。