和歌山県中部に位置する御坊市は、寺内町を中心に江戸から昭和にかけた古く美しい街並みが残っています。タイムスリップしたような写真映えするスポットが満載!歴史ロマンあふれる路地裏を探検しながら、地元喫茶店や菓子店を巡る、御坊市レトロ旅に出掛けてみませんか。
目次
ノスタルジックな街並み
紀州鉄道 西御坊駅
御坊市薗にある紀州鉄道・西御坊駅。紀州鉄道は、総距離2.7kmの日本一短いローカル私鉄です。一両編成のかわいらしい電車とレトロな駅舎の佇まいが絵になり、撮影に訪れる人も多数。
終着駅となる西御坊駅の向こうには、廃線になった日高川駅までの区間のレール跡が残されています。
小竹八幡神社(しのはちまんじんじゃ)
大きな鳥居が印象的な小竹八幡神社。御坊・日高地方で最大の祭といわれている「御防祭」の中心となる神社です。同神社の向かいに公衆トイレと駐車スペースを備えた「まちなみの駅ごぼう」があります。寺内町全体の地図もここでチェック。
日の出紡織レンガ塀
大正2年(1913年)、現在の御坊市である日高郡に創業した日の出紡織。渋沢栄一の甥・大川英太郎が地元の有志とともに設立した会社です。日高地方の産業革命の先駆けでしたが、今はレンガ塀のみが残されています。
御坊市・寺内町、歴史的な建築が残る東町・横町・中町
紀南最大規模の浄土真宗寺院「日高別院」をはじめ、華岡青洲の子孫が構えたという「旧華岡医院」、「旧中川邸」など、江戸時代から昭和に建てられた風情あふれる木造建築が多数。タイムスリップしたような気分が味わえます。
昔ながらの喫茶店でモーニング
喫茶 M・N
1974年創業の「M・N」は、女性店主が一人で切り盛りしている喫茶店。昔から変わらないメニューを提供しているそうで、モーニングなんと500円(400円以上のドリンクを選択する場合+100円)。バターがじゅわっと染み込んだトーストと、芳醇なコーヒーでほっと一息。カレーやスパゲティ、丼物や定食メニューも豊富で、ランチにもぴったり。店主が温かく迎えてくれる、レトロで落ち着きのある店内でゆったりとしたひとときが過ごせます。
名称 | 喫茶 M・N |
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所在地 | 和歌山県御坊市湯川町1128-4 |
電話番号 | 0738-22-2383 |
営業時間 | 8:00~18:00(モーニング8:30~11:00) |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | あり |
コーヒーの香りに癒される純喫茶
セコイア
1975年頃にオープンした、自家焙煎のコーヒーが自慢の喫茶店「セコイア」。広々とした日当たりの良い店内で、香り高いこだわりのコーヒーやスイーツが楽しめます。冷たいアイスクリームが添えられた「焦がしクーヘン」(400円)は、外はサクサク、中はしっとり。「ホットコーヒー」(350円)との相性も抜群です。他、軽食メニューも豊富で、ランチ利用も人気。
焙煎工房も併設しており、店内で多種多様なコーヒー豆を販売。注文時にその場で生豆を焙煎してくれます。
名称 | セコイア |
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所在地 | 和歌山県御坊市藤田町吉田348-2 |
電話番号 | 0738-23-1263 |
営業時間 | 8:00~18:00(17:00に閉店する場合もあり) |
定休日 | 木曜 |
駐車場 | あり |
お土産に地元の甘いお菓子を
湖月堂
大正時代創業の老舗菓子店「湖月店」では、日高地方の名物、安珍清姫伝説にちなんだ「つりがね饅頭」を販売しています。1個100円、5個入り600円、10個入り1150円。白あんと黒あんの2種類で、小さめサイズで食べやすいのが魅力。しっとりとした皮の中に、なめらかなこしあんがたっぷり詰まっています。
御坊市公認キャラクター、宮子姫をモチーフにした「みーやちゃんどら焼き」(1個160円)もおすすめ。やさしい甘さの芋餡と求肥入りでもっちりとしたおいしさ。お土産にもぴったりです。
名称 | 湖月堂 |
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所在地 | 和歌山県御坊市薗247-3 |
電話番号 | 0738-22-2622 |
営業時間 | 8:00~20:00 |
定休日 | 火曜 |
紀州鉄道の車両にも描かれている、御坊市のゆるキャラ・みーやちゃん。
ゆったりとした時の流れが感じられる御坊市レトロ旅。味わい深い路地がたくさんあるので、ぜひ散策を楽しんでみてください!
※掲載各店の判断により、営業形態や営業時間、メニュー等が変更されている場合があります。
生まれも育ちも和歌山のフリーライターです。県内全域の観光情報から企業広告まで、ジャンルやメディアに関わらず執筆しています。和歌山の魅力をもっともっと深掘りして、たくさんの方に伝えられたらと思います。ビールが大好き。日本ビール検定3級取得✌