有田川町の魅力を満喫！絶品グルメとおすすめ温泉【和歌山県】

Bird tenjinmae（バード　テンジンマエ）

山から見下ろし、まるで鳥気分

室町時代、紀伊国の守護職を務めた畠山氏の城があったといわれる「鳥屋城山（とやじょうさん）」。その中腹にあり、山々やみかん畑、有田川町の町並み…と、このエリアらしい風景が眼下に広がるカフェ「Bird」。

近くにある中学校で働いていたオーナー夫婦は、この場所の美しい眺めに魅了され、定年後に同店を開業しました。当初は“交流の拠点”として、コーヒーを中心に提供していましたが、お客さんのリクエストに応えるうちにフードやスイーツが続々と増え、今やカレーとパフェが名物の“カフェ”に。

昼営業は土・日曜、祝日のみですが平日は夕方から営業しており、夜の景色もまた一興。不定期で「星を見る会」や多彩なジャンルの音楽ライブなども開催されています。店内には鳥屋城山のジオラマがあったり、テラスにはブランコ、滑り台があったり…、楽しい仕掛けが盛りだくさん。オーナー夫婦の接客にも癒やされます。

cafe&rest BAGDAD（バグダッド）

五感で癒やされる、自然が生んだS席

切り立った岩の間を清流・有田川が流れる峡谷「明恵挟（みょうえきょう）」。荒々しさとダイナミックさが感じられる神秘的なこの景勝地が目の前に広がるのが、同店の窓際。まさに自然が生んだ“Ｓ席”です。

元々この建物は、物産店「林業活性化センター」でしたが、オーナーの高齢化により閉業。その近くでカフェを営んでいた松谷誠さんが、２０１７年に店を移転させました。「移転前からこの建物には足を運んでいました。当時は窓際に大きな棚が置かれていましたが、棚の隙間から見える景色の美しさにずっと心奪われていて」と。窓を開放すれば、川のせせらぎと鳥の鳴き声がＢＧＭに。松谷夫婦が丹精込めて作る手料理を味わいながら、しばし時間を忘れましょう。

CIRCLE（サークル）

老舗家具店でコーヒーブレイク
ハイセンスなインテリアにうっとり

創業60年以上の「丸十家具」が、店舗半地下スペースで営業するカフェ。老舗家具店セレクトの洗練されたインテリアに囲まれながら、絶品スイーツが味わえると、おしゃれな“有田っ子たち”でにぎわいます。

スタッフは家具屋の店員ながら食へのこだわりは強く、厳選素材と自慢のレシピで作る「チーズケーキ」は、スイーツ通も唸（うな）る味。

毎月第1土・日曜にスパイスカレーを提供する「スパイストリップ」やイベントなども開催。

きんぎょ食堂 uroco(ウロコ）

優雅に泳ぐ金魚を眺めながら…
お酒と和食で粋なひととき

地元で愛され10年以上。水中を優雅に舞う金魚に癒やされながら、和の逸品が味わえるおしゃれ居酒屋。金魚を愛するオーナーがセレクトした金魚の絵画・グッズも品良く並び、洗練された和モダンな空間がすてきです。

四季折々の食材で作るメニューは常時60種以上。座敷・テーブルはすべて半個室なので、デートにもぴったり ！ 金魚ビュー席は予約可能。

かなや明恵峡温泉

昼は渓谷、夜は満天の星
大自然を見渡せる露天風呂

海抜100ｍの高台にあり、大自然の美しさと入浴の癒やしが同時に堪能できる人気の温泉。広々とした露天風呂から、昼は有田川の峡谷「明恵峡」が見渡せ、夜は天気が良ければ、満天の星が降り注ぎます。

内風呂からも、窓ガラス越しに山々の景色が望め、雨の日でも存分に楽しめます。週ごとに男湯と女湯が入れ替わり、ジェットバスや寝湯も完備。泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉で、美肌や疲労回復に効果的。

毎週水曜は、女性に限り、半額の350円（4才～小学生の女児は200円）で入浴できるお得な“レディースデー”を実施中（ただし1月1日～8日、8月10日～16日は対象外）。

※掲載の情報は「LiSM2024年12月号」（和歌山リビング新聞社発行）を元にしており、2024年11月中旬確認のデータになります