【2025年】和歌山県内のホタルの名所・観賞スポット

ホタルの観賞マナー

1．強い光を避ける
懐中電灯やスマートフォンのライト、車のヘッドライトなど、強い光はホタルの生態に影響を与えます。必要最小限に留めましょう。

2．静かな環境を保とう
大きな声や音はホタルを驚かせてしまいます。会話も控えめに、夜の静けさを大切に。

3．ホタルには触れない
ホタルはとても繊細な生き物。捕まえたり、持ち帰ったりせず、自然の中でそっと見守りましょう。

4．自然と地域への配慮を忘れずに
ゴミは持ち帰り、近隣住民の迷惑になるような行動は避けましょう。来たときよりも美しく、が合言葉です。

来年もホタルを楽しく見られるように、マナーは守りましょう。

岩出市の観賞スポット

根来寺（根來寺）周辺

自然と歴史が調和する岩出市。季節ごとの風景も美しく、初夏には歴史ある名刹・根来寺周辺でホタルが舞う風景も見られます。根来寺の境内でも、すでにホタルの姿がちらほらと見られているようです。ただし、夜間の境内立ち入りはできないためご注意を。
おすすめの観賞スポットは、根来寺の駐車場下を流れる大谷川（赤い橋の付近）。例年、6月上旬ごろから飛び始めることが多いようです。周囲には灯りが少ないため、足元には十分気を付けてください。

【問い合わせ】
TEL 0736-62-2141（岩出市産業振興課）

紀の川市の観賞スポット

細野渓流キャンプ場（上記MAP①）

自然豊かな紀の川市では、毎年6月上旬から中旬にかけて、ホタルが舞う幻想的な風景が広がります。
細野渓流キャンプ場のすぐそば、清流・真国川沿いでは、初夏の夜にゲンジボタルが幻想的に舞います。川音をBGMに、テントの側で光の乱舞を眺めるひとときは格別。
2025年6月7日（土）16：00からは、歌謡ショーなどを楽しめる「細野キャンプ場ほたる祭」も開催予定。自然と人のにぎわいが交差する、にぎやかでロマンチックな夜を。

きしべの里（上記MAP②）

きしべの里上流には、ほたる観賞池があり、そこへ人工飼育されたゲンジボタルを放します。
2025年6月1日～10日の観賞会期間中は『ほたるの館』が開館（【月～金曜・日曜】20:00～21:30、【土曜】20:00～22:00）し、ホタル関連資料が展示されます。
公共機関（わかやま電鉄貴志駅から徒歩約15分）、または車の乗り合わせで現地へ。

江川中地区（重谷川周辺）
（上記MAP③）

澄んだ流れの重谷川では、川のせせらぎに耳をすませながら、幻想的な光を放つヘイケボタルとゲンジボタルの共演が楽しめます。自然の静けさの中で、ほのかな光がふわりと舞うひとときを楽しんで。

【問い合わせ】
TEL 0736-77-2511（紀の川市観光振興課）

かつらぎ町の観賞スポット

志賀・天野地区（ほたるの里）

かつらぎ町志賀・天野地区は「ほたるの里」と呼ばれ、川沿いでは多くのホタルが自生しています。例年6月初旬～中旬に、「ゲンジボタル」の美しい光の舞を見ることができます。ホタルがよく飛ぶといわれている、風と雨のない梅雨時期の蒸し暑い夜に観るのがオススメ。

2025年6月14日（土）には、天野地域交流センター「ゆずり葉」体育館で「HOTARULIVE2025」が開催予定です。

【問い合わせ】
ホタル情報：TEL 0736-22-0300（かつらぎ町観光協会）
HOTARULIVE2025：TEL 090-8192-0697（グダン）

有田川町の観賞スポット

田口砂防公園

田口砂防公園では、5月末から6月初旬頃になると地元の有志が育てたホタルが飛び交います。夜の20時から21時頃には、たくさんのホタルが宙を舞う光景が見られます。

約20台の駐車場もあり（シーズン中は駐車場が変更する可能性があります）、近辺にトイレもあります。ボランティアの方の指示に従い、マナーを守って楽しみましょう。

【問い合わせ】
TEL 090-3998-6459（田口川ホタル遊々倶楽部　小澤）

日高川町の観賞スポット

日高川町大字玄子地内

安珍清姫伝説で有名な「道成寺」がある日高川町では、6月上旬（場所によっては中旬）までたくさんのホタルが見られます。
玄子地内では5月末頃からホタルの飛翔が見られ、2025年6月2日現在、すでにピークを迎えています。

日高川町大字高津尾広瀬地内

高津尾広瀬地内のホタルの飛翔時期は、例年5月下旬～6月上旬。ピーク時になると、このような鮮やかな姿を見ることができます。

寒川地内

寒川地内の飛翔時期は、例年5月下旬～6月中旬。

2025年5月31日(土)には、竹キャンドルの灯りでホタルの復活を願う「寒川ワンダフルナイト」が開催されました。

【問い合わせ】
TEL 0738-22-2041（日高川町観光協会）

田辺市の観賞スポット

長野ひかりの館

静かな山里・左会津川のほとりに、かつて紀伊半島豪雨によって姿を消したかに見えたゲンジボタルが、ここ数年少しずつその姿を取り戻しつつあります。地元の長野郷明会ホタル部会の皆さんによる、地道で粘り強い活動が実を結び、今年も昨年を上回るホタルの飛翔が確認されています。

川のせせらぎとともに、やさしく舞うホタルの光。訪れる人々の目と心を癒すこの風景は、地域の人たちの想いと努力によって守られ続けているものです。

5月末～6月初旬がピークで、担当者が現地にいる場合は、ホタル研究飼育施設「ひかりの館」の内部への入館もできるとのこと。

【問い合わせ】
TEL 0739-34-0022（三栖公民館）

以上、「和歌山県内のホタルの名所・観賞スポット」でした。くれぐれもマナーを守って、幻想的なホタルの光を楽しんでください。