HOME グルメ 【和歌山市】パスタ好きがすすめるランチdeパスタ~中心地編②

パスタなら毎日でも食べられる♪
そんな“パスタ大好き”女子編集部員がおすすめするパスタランチ。
さぁ今日のお昼はどこにする? 大好きなパスタを求めて食べ歩くリアルレポート。パート①に引き続き和歌山市中心市街地エリアの4店舗をセレクトして紹介します!

細~いパスタがお気に入り
夏限定の冷製はカッペリーニで

ワイン食堂 Enotolia
(エノトリア)

エノトリアさんパスtランチ

なんといっても、私は「エノトリア」さんの細~いパスタがお気に入り。
特に、夏限定で登場する“冷製パスタ”には、“天使の髪”と表現される「カッペリーニ」という極細麺が使われています。

エノトリアさん冷製パスタ

「茄子(なす)とオリーブの煮込み 生ハムとルッコラの冷製パスタ」。カッペリーニに酸味と甘みのあるトマトベースのソースが一体となり、茄子とオリーブがころっ、生ハムがふわっ。「暑くて食欲がないな~」って思うときでも、ペロっと食べられてしまう夏のパスタなんです。

ランチタイムのパスタは
【Aセット】パスタと前菜、パン、ドリンク、ドルチェのフルセット(1800円)
【Bセット】パスタと前菜、パン、ドリンク(1500円)
【Cセット】パスタとサラダ、パン、ドリンク(1200円)
夏の冷製パスタは+250円です


選べるパスタが毎日3種類あって、季節ごとに変わります。夏限定の冷製パスタは、例年なら9月ごろまで。暑い暑いと汗をかいていてる間は、提供されていますよ。

エノトリアさんパスタランチ前菜

前菜は、葉物のサラダにその日の一品、ポテトサラダ。そして、今日はおなじみの「青のりのゼッポリーネ」が付いています(ないときもあるよ!)。
丸くてコロンとしたパンのような食感。ピザ生地を発酵させてお団子にして揚げたもの。外はカリッと、中はもちっとしています。

こちらのお店にランチに来て、いつも感心させられるのは、マスターの手際良さ。
周辺はビジネス街で、時間が限られたワーキング女子が多いお昼時(私もそう!)。
だからこそ、「パスタは10分ほどで提供して、食後のドリンクで少しでもほっとくつろいでもらえたら」と話すマスター。
ソースの仕込みもバッチリで、オーダーが通ったら、ただひたすら黙々とカウンターでパスタに向かいます。

エノトリアさんパスタランチのドルチェ

そんなマスターの心遣いのおかげで、ドルチェをいただく時間だってある!

お手製ティラミスとリンゴのジェラートにブドウが添えられています。
リンゴのジェラートは爽やかな口当たりで、ティラミスは甘さ控えめ。
本格イタリアンドルチェに癒やされますね♪

その他のパスタメニュー

「自家製ソーセージとあわび茸、万願寺唐辛子のペペロンチーノ」(左)
おなじく自家製ソーセージのアレンジで(右)、黒あわび茸とにんにくの芽のトマトソース。

あたたかいパスタは、スパゲッティーニという麺を使用。やや細めの麺で、ソースがよく絡んで、一皿一皿の個性がしっかりと感じられます。
どちらも大盛り(+250円)。
パスタが好き過ぎて、いつもつい大盛りを頼んでしまうんです…(笑々)。

日替わりの3種類、夏場は冷製パスタにトマト、オイルの組み合わせが多いかな。

冬場にはクリームが登場します。

こちらは、私の“冬の定番”。
「牡蠣とベーコン、ほうれん草のカルボナーラ」
パスタも好きなんですが、牡蠣は大好物なんです!!!
時期によって大きさが違いますが、こ~んな大きい牡蠣に出合えることもあります。

「秋鮭と木の子、ほうれん草のトマトクリームソース」

こちらは、春から夏にかけての定番「小貝柱とトマトのジェノベーゼ」
香り豊かなバジルにニンニクが効いたジェノベーゼ、時折くちに入るフレッシュトマトがさっぱりとして、お気に入りのパスタです。

「蛍いかと菜の花のペペロンチーノ」(左)
ホタルイカは春になると必ず登場するアレンジ。
「茄子とうすい豆の煮込みトマトソース」(右)

エノトリアさんパスタランチのコーヒー

食後のコーヒー。
ほっと一息入れて、午後も頑張りましょう!

ワイン食堂 Enotolia (エノトリア)外観
名称 ワイン食堂 Enotolia (エノトリア)
所在地 和歌山市十番丁66 メゾン十番丁1階 地図
電話番号 073-436-3232
営業時間 11:30~14:00(土曜、祝日は12:00から)、18:00~22:00
定休日 日曜 ※ランチは不定休
Instagram @enotolia

もちもち食感のパスタに
季節のアレンジが多彩

カジュアルレストラン
バベーネ フォルテ店
(フォルテワジマ7階)

和歌山市本町のフォルテワジマ7階にあるカジュアルイタリアンのお店「バベーネ」。
こちらの4階には、和歌山リビング新聞社が運営している「リビングカルチャー倶楽部」のフォルテ教室があるので、立ち寄ることが多くて、よくランチに訪れます。

ランチタイムには、やっぱりパスタがおなじみですが、最近は、ご飯ものの“定食メニュー”が平日限定で登場。分厚い“トンテキ”が名物になっています。

ランチメニューは4種類
Aランチ 好きなメイン+サラダ+パン(1155円)
Bランチ 好きなメイン+サラダ+パン+好きなドルチェ(1485円)
Cランチ 好きなメイン+サラダ+パン+その日の前菜5種盛り(1485円)
Vランチ 好きメイン+サラダ+パン+その日の前菜5種盛り+好きなドルチェ(1705円)

選べるメインはパスタを中心に、牛ハラミステーキなど“肉”メニューも!(牛ハラミはセット価格+600円)

こちらは「魚介たっぷりペスカトーレ」(セット価格+330円)。王道パスタですね。
ムール貝にアサリやホタテ、イカ、エビと具だくさんで、自家製のトマトソースが魚介の味わいをしっかりと受け止めて、シーフードの旨味が凝縮しています。

CランチとVランチには前菜の5種盛りがセットになっています。前菜は日によって内容が違うので、リピートする楽しみも。
サラダとパンも付いていて、お野菜がしっかり食べられるのがいいですね。

「アサリと菜の花のペペロンチーノ」(写真左)と「ホタルイカとにんにくの芽のガーリックトマトソース」(写真右)。
メイン料理には、“本日オススメ・季節のパスタ”が必ず1品用意されていて、“今食べたい!”って思える素材のアレンジがあります。

爽やかセロリとタコ、すだちのペペロンチーノ

スダチがオイルの油っこさを抑えて、暑い時季でもさっぱりといただけます。

「定番カルボナーラ」
とってもクリーミーな仕上がりで、パスタがソースをしっかりまとって、このコンビは最強です!

パスタはもちもち太麺で、食感が特徴的。生麺のようなモッチリ感もあるんだけど、ややコシもあって、どのソースとも相性が良く、パスタの小麦感も味わえます。
お店のスタッフに尋ねてみると、使っているのは生麺ではなく、乾麺なのだとか。独自の調理方法で、“モチッ”と感を出しているのだそう。その調理法は企業秘密。「う~ん!気になる」

たらことイカの和風仕立て
極上!生雲丹のトマトクリームソース
いくらと炙りホタテのクリームソース


ウニやイクラのちょっぴりぜいたくパスタもあって、時にはリッチに♫

時間に余裕があるときはBセットやVセットで、ドルチェも味わっちゃいます。

バベーネ パスタランチのドルチェ・テリーヌショコラジェラード添え

「選べるドルチェ」から「テリーヌショコラ ジェラート添え」。濃厚ショコラとさっぱりジェラートの出合い。
ドルチェは他に「季節のプリン ジェラート添え」「クレーマ ガタラーナ(フローズンプリン)」も。
+150円で、コーヒーや紅茶、ジュース類などのソフトドリンクもオーダーできます。

注文はテーブルにある二次元コードを読み込んで、スマホからオーダーするシステム。苦手な人はスタッフに声をかけてもOKですよ。

名称 カジュアルレストラン バベーネ フォルテ店
所在地 和歌山県和歌山市本町2-1 フォルテワジマ7階 地図
電話番号 073-488-2093
営業時間 11:00~15:00(OS14:30)、17:00~22:00(OS21:00)
定休日 火曜
駐車場 フォルテ専用駐車場サービスあり
Instagram @vabene_forte_wakayama

キラキラ宝石のような前菜が楽しみ
本格イタリアンのパスタランチ

milano due(ミラノ・ドゥエ)

本格イタリアンのパスタランチを味わうなら「milano due(ミラノ・ドゥエ)」へ。
2025年7月に営業形態が少し変わって、夜は、和食とイタメシの居酒屋「月.水.金.土はキテレツ」としてリニューアル。イタリアンとなじみある和食を融合させた料理、そしてお酒をカジュアルに楽しめるお店にスタイルチェンジしています。
お昼の営業は、これまで通り“しっかり”イタリアンで2つの顔をもつお店。ランチタイムは相変わらず女性に人気で、コース料理やパスタを楽しむ人たちでにぎわっています。

そんな「milano due(ミラノ・ドゥエ)」で味わえる日替わりのパスタセットは1680円。
選べるパスタが日替わりで3種類(夏は冷製パスタを含めると4種類)、「5種類の前菜盛り合わせ」とパンがセットになっています。

この前菜がいつも楽しみで、丁寧に作られ、盛り付けられた5種類が味わえます。
この日は
・冷たいトウモロコシのスープ
・西京味噌とクリームチーズを合わせたカボチャのサラダ
・鶏ささみとミョウガの自家製リコッタチーズ和え
・マグロのタルタルサラダ
・加太産ブリの煮込みサラダ
こうした手の込んだ料理が少しずつ、5種類も味わえるのがうれしいですね。

パンは自家製フォカッチャ。

選べる日替わりパスタに、夏の季節にだけ登場するのが「あら川の桃の冷製スープパスタ」です(+320円)。

和歌山県紀の川市桃山町の「あら川の桃」がごろっと。生ハムに揚げなすび、枝豆、トマト、オレンジ。底には新ジャガのビシソワーズ(冷たいスープ)、トリュフの香りを効かせた自家製バルサミコソースをくるっとひとかけ。

パスタに、桃!? と驚きの声も聞こえてきそうですが、スープとソースを絡み合わせながら桃とパスタをフォークでくるくるっと巻いて口に運ぶと、桃の甘さにスープとソースがなじんで、なんとも優しい味わい。ひんやりとした食感が爽やかです。生ハムの塩味もマイルドに、その他の具材とのハーモニーもバッチリです◎

パスタは極細麺のカッペリーニより一つ太めの“フェデリーニ”。ソースがよく絡んで、しつこさもなく、どんどん進みます。あら川の桃が手に入るときだけの短い期間だけ提供される特別メニューなので、見逃さないで!

ミラノドゥエのパスタたこと泉州なすのペペロンチーノ
たこと泉州なすのペペロンチーノ
ミラノドゥエのパスタ辛トマトソース
イサキとモロヘイヤの辛トマトソース

その季節ならでは、今だからおいしい食材を取り入れ、その味わいを生かしたソースアレンジ。

ボロネーゼ

定番メニューですが、こちらのボロネーゼは一味違う! 国産牛肉の塊をフレーク状になるまで煮込み、肉料理には普通なら赤ワインですが、こちらのボロネーゼは白ワインを使ってさっぱりと。口あたりなめらかなソースが絡んでパスタとの一体感がたまりません。

前菜の顔ぶれは毎日変わります。
今日は、どんな料理とパスタに出合えるかな?

ミラノドゥエ
名称 milano due(ミラノドゥエ)
所在地 和歌山県和歌山市板屋町11 小畑ビル1階 地図
電話番号 073-425-0202
営業時間 11:00~15:00
※月・水・金・土曜の17:00~23:00は和食とイタメシの居酒屋「月.水.金.土はキテレツ」として営業、火曜・木曜の夜は前日までの予約制で2組限定営業
定休日 日曜
Instagram @milano_due_wakayama

夜のにぎわいとは違う顔を見せる
時の流れを忘れる隠れ家的な居場所

BAR NO.11(バール ヌメロオンセ)

和歌山市中心地では、夜のカフェバーとしておなじみ。若い人から年配者も、そして、女性にも男性にも人気を集めるお店。
実は、2021年からモーニング営業をスタート。そのままランチタイムの午後2時まで営業していていて、夜とは少し違う顔を見せています。

バールヌメロオンセ店内

市堀川に面した窓から明るい日が差し込み、夜はにぎやかな店内に、静かでゆったりとした時間が流れています。仕事の忙しさから離れて、ちょっと落ち着きたいな~というときに、くつろげる隠れ家的なお店です。

夜メニューに並ぶパスタがランチタイムにも味わえます。

「トマトベース」のナポリタン・ミートソース・茄子とベーコン
「オイルベース」のペペロンチーノ・明太子オイル
「クリームベース」のカルボナーラ・明太クリーム
「和風ベース」のきのことツナの和風

ランチにはこの8種類のパスタがそろっていて、どれも単品が1287円。

写真は「カルボナーラ」。
ベーコンとしめじが入っていて、具だくさん。
とってもクリーミーで優しい味わいのソースに、黒コショウがパンチを効かせています。

そこにマスターが持ってきてくれたのが、タバスコ。
「え??カルボナーラに」
「そんなに刺激的じゃなく、マイルドな辛さになって、“味変”ができますよ」とマスター。

辛いものは決して嫌いではない私、これは試してみないと!
う~ん、なるほど♫ 確かに“味変”。タバスコの辛味というより酸味が少し加わって、また違うクリームソースの味わい。悪くない◎

パスタの単品は日替わりのスープ付き。つぶつぶ感があるコーンスープが多いですが、この日はミネストローネ。野菜がたっぷりです。

ランチメニューには、お得なオプションメニューがあり
サラダは+198円
ドリンクは+440円
デザートは+550円。

ドリンクは、コーヒーや紅茶、ジュースの他、オリジナルの自家製ドリンクがあり、好きなものを選べます。
<写真右>は自家製レモネード

デザートも、バナナケーキやティラミスなど自家製スイーツからチョイスできます。

ティラミスは食感が面白くて、最初はアイスクリーム感覚。時間がたつと、ふんわりとした口溶けに。エスプレッソコーヒが染み込んだビスケットに、マスカルポーネチーズとココア。上品なコクと甘さが引き立ちます。

スープにサラダ、自家製ジンジャー。
自家製ドリンクは、他にうめジュースがあり、「ホット」も「アイス」もOK。「ソーダ割り」にもしてもらえます。
夏は爽やかですね。

「茄子とベーコン」。
自家製のトマトソースに存在感ある茄子とベーコン。パスタには、鉄板のコンビですね。

ニンニクの香りが食欲をそそる「ペペロンチーノ」。
炒めた赤唐辛子がソースに添えられていますが、それほど辛味が際立つわけではないので、誰でも食べられそう。振りかけられたパルメザンチーズもいい仕事をしています。

パスタは中太麺で、やや硬め。
食べごたえがあって、しっかりとした味わいのどのソースアレンジにも合っています。

同店の人気パスタは「明太子オイル」。運ばれてくるとふわ~っと明太子の香りがして、オイルソースとの相性も良し。

「ヌメロオンセ」の面白いところは、座った席で見える景色が違うところ。窓際も好きだけど、壁に飾られた絵を眺めたり、緑に癒やされたり…。
廃材のケーブルドラムがテーブルに再利用されていますが、テーブルによって色が違ったり、腰掛ける椅子もソファやパイプ椅子などいろいろ。
その日の気分に合わせた過ごし方ができます。

一つ一つカバーが手作りのメニュー。マスターのお知り合いのデザイナーが作ってくれたものだとか。とってもアーティスティックで、おしゃれ。今日は、どのメニューが手渡されるかな。

名称 BAR NO.11(バール ヌメロオンセ)
所在地 和歌山県和歌山市十一番丁16 地図
電話番号 073-425-1222
営業時間 9:00~14:00、18:00~深夜1:00
定休日 月曜、日曜の夜
Instagram @no.11.2020.11.11
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次回の「パスタ好きがすすめるランチdeパスタ~中心地編③」はアロチ方面へ移動します。お楽しみに!